入学式2024.04.09
-
入学式全景
-
学校長式辞
入学式式辞
満開の桜の花と、清らかで明るい緑が生命の躍動を伝えています。 この良き日に、白陵中学校に入学された197名の皆さん、白陵高等学校に入学された185名の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。 ご列席の勝岡育友会長様、および教職員とともに、皆さんの入学を心よりお祝い申し上げます。 また、保護者の皆さま、お子様のご入学を心よりお慶び申し上げます。ここで、学園を代表して、お祝いと激励の言葉を贈りたいと思います。
皆さんは白陵中学校、白陵高等学校のそれぞれ第62期生となります。これは学校が創立して62年目になるということでもあります。 白陵では秋に運動会と文化祭があり、その二つを合わせて「白陵祭」と呼んでいます。 昨年度は、生徒会が掲げた白陵祭のテーマ は「新生」というものでした。 コロナ禍の後、やっと「フルバージョン」で行うことができ、大変盛り上がりました。 白陵が60年を越えて変わっていくぞ、コロナ禍を乗り越えて変わっていくぞという気持ちと「新生」というテーマとがピッタリ重なった瞬間でした。
そういった流れを引き継ぐものとして、皆さんは新しく、中学1年生、高校1年生となったのです。 皆さん自身も、これまでの小学生、中学生の時とは一味違う自分を創り出していこうと考えている人が多いと思います。 そのための方法や心構えはありますか。「ありまーす」という皆さんの清らかで明るい心の声が聞こえます。 実際、新中学1年生になる人に課した読書感想文には「こんな自分になっていきたい」という気持ちのこもったものがたくさんありました。 しかし、頭ではよくわかっていても実際に変わっていける人は少ないのです。人間には「変わりたくない」という本能も備わっているからです。 変われないことへの言い訳や理由がどんどん出てきます。 そんな時、新たな知識や他人のアドバイスが自分を救ってくれると思うかもしれませんが、それらは大抵何の役にも立ちません。 一番役に立たないのは校長の長話でしょうか。
さて、変われない人には何が欠けているのでしょうか。答えを先に言ってしまうと、それは「覚悟」です。 自分が本気で変わろうとしない限り、変わることはできません。 直したいなあと思っても、それまでについた習慣や無意識の領域はそれほど強いものなのです。 例えばお釈迦様は自分を変えるためには、裕福な環境を全てなげうって、家を出るしかなかったのです。 しかし逆に言えば自分を変えるのは簡単です。覚悟さえもてばいいのですから。
白陵は出家をするためのお寺ではありませんが、社会に出ていくための修業をするという側面も併せ持つ教育の場です。 白陵中学、白陵高校第62期生になる皆さんには、自分を掘り下げるとともに、人格を高める方向へ変わっていってほしいと願っています。 「そんなことは簡単だよ」といえるセンスを身に着けてください。これで式辞とします。
令和6年4月9日
学校法人三木学園白陵中学校・高等学校 校長 宮﨑 陽太郎
-
入学式の一日
第62回中学校・高等学校入学式の日です。
-
高1・中1を担当する教員。
-
最初のホームルーム(HR)
-
入寮式
寮の食堂で入寮式が行われました。
-
新入寮生
-
寮生役員