入学式2025.04.09
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入学式全景
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学校長式辞
入学式式辞
春先は寒い日もありましたが、時節は清明を過ぎ、桜の花が咲き誇っています。 この良き日に、白陵中学校に入学された206名の皆さん、白陵高等学校に入学された194名の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。 ご列席の田中育友会長様、山口副会長様、および教職員とともに、皆さんの入学を心よりお祝い申し上げます。 また、保護者の皆さま、お子様のご入学を心よりお慶び申し上げます。ここで、学園を代表して、お祝いと激励の言葉を贈りたいと思います。
皆さんは白陵中学校、白陵高等学校に入学されました。誠におめでとうございます。皆さんはそれぞれの第63期生となります。 これは学校が創立して63年目になるということでもあります。創立時から変わらない白陵の考え方の一つに、授業を大切にしようというのがあります。 今の校舎は2代目になりますが、職員室から教室に通じる廊下には、全身を映すことのできる鏡があります。 授業に向かうものは身だしなみをチェックして、「よし!」と気合を入れて教室に向かうことができるのです。 これは白陵をこよなく愛する方から寄贈されたものです。
「鏡」とかけまして、「インフルエンザに罹っている人と同じ部屋にいれば」とときます。その心は、「うつらない人はいない」。 そうですね、鏡は全てをしっかり映し出します。 確かにそうですが、鏡の前で、右手でピースして笑うと、鏡に映った自分は左手でピースして笑っています。 鏡に映ったものは左右が入れ替わる。本当でしょうか。 鏡を寄贈していただいた方からは叱られますが、試しに「左右が入れ替わる」と唱えながら、寝転んで横になって鏡に映してみましょう。 「ん?」、寝ころんだまま、もにょもにょと動きながら、鏡の後ろに回って元の鏡の像に重ね合わせるところを思い描いてください。 なんと、頭と足が入れ替わっているではありませんか。そうです。上下が入れ替わる、と言うこともできるのです。 私たちは地球の重力や体の構造などに支配されて自由な発想を奪われていたことになります。 さらに言えば、上下、左右だけでなくあらゆる斜めの線に関してひっくり返ると考えることもできます。
さて、勉強をするとは単に教わったことを暗記して、試験で良い点を取ればそれでよし、とすることではありません。 異なる見方、色々な考え方を知り、自ら問いを立てることです。 これは本当かと自問自答することによって、知らず知らずのうちに纏ってしまった自分の殻をどんどん破っていくことができます。 白陵には校訓校是がありますが、一言で言うと、「習慣が人格をつくる」ということになります。 これは裏を返せば、悪い習慣は悪い人格をつくる、ということができます。 成長するとは、このようなことを試行錯誤しながら進んで行くことなのです。 このとき、「変化を恐れるな。失敗を恐れるな」という気持ちでいると、人生が楽しいものになります。 勿論苦しいときも多々ありますが、それを含めてこその豊かなものと言いましょうか。 今日が皆さんにとって、より豊かな人生への再スタートの日になりますよう祈念して、式辞とします。
令和7年4月9日
学校法人三木学園白陵中学校・高等学校 校長 宮﨑 陽太郎
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入学式の一日
第63回中学校・高等学校入学式の日です。
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高1を担当する教員。
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中1を担当する教員。
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最初のホームルーム(HR)
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入寮式
寮の食堂で入寮式が行われました。
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新入寮生
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