高2 ロンドン修学旅行

2007.06.22

現地時間で表示しています。香港は1時間遅れ、ロンドンは夏時間のため8時間遅れです。
前日 6月15日 事前学習
8:30
第1日 6月16日 関西空港発→香港→ロンドンHeathrow空港着
8:20 関西空港集合。
いよいよロンドンへ飛び立ちます。楽しみにしていた修学旅行なので、 期待で胸がいっぱいですが、白陵生としての自覚を持ちながら思いっきり楽しんできたいです! 行ってきまあす。(Y.S.)
13:20 無事、香港Chek Lap Kok空港に到着し、次の搭乗待ちです。
出国手続きは楽しいよ。カバンの中スケスケで中身見て従業員笑ってたし。客室乗務員め、 日本語をしゃべれんのに英語で対応しやがって(笑)機内食では「chicken or beef」的なことを たずねられ、「beef」と答えるも「no beef」と言われた。いや、無いならきくなよ!でしょうがなく、 「chicken, please」と頼むことにした。(Y.K.)
私にとっては初めての国際便で、飛行機の中で初めて映画を観ました。前から見たかった「かもめ食堂」が あったので、ラッキーでした(笑)。生まれて初めて食べる機内食のメニューは、サラダ、 鳥のからあげ、ごはん、パン、茶そば、豆大福で、量が多かったけれど、意外とおいしかったです。 アイスも一緒に出て来て最高でした。フライトアテンダントのお兄さんがかっこよかったです(笑)。(N.S.)
22:30 無事、ロンドンHeathrow空港に着陸、入国審査後、Park Inn Heathrowホテルへ。 11時に点呼を終え、皆、長旅でへとへとのようです。(写真は機内からのヨーロッパ)
香港からロンドンまで13時間弱、香港までとは比べものにならない長時間です。結構暇でしたが、 これもロンドンのため・・・・・・。明日からが楽しみです。(T.I.)
みんなが結構立ち上がっていたのにはびっくりしました。もっと、みんな寝るんやと思ってました。 機内食が2回あったけど、けっこうボリュームがあって食べきれない人も結構いました。 (じぶんは完食しましたけど(笑))(S.Y.)
第2日 6月17日 オックスフォードとストラトフォードアポンエイボン観光(A,E組) ロンドン市内観光(B,C,D組)
8:00 本日は、二手に分かれて、市内観光と郊外観光に行きます。驚くほどの量を食べて、みんな元気です。
昨日の長時間のフライトで疲労がたまり、とてもしんどかったので、ホテルのベッドでは ぐっすり眠ることができました。目覚めは最高です☆ 朝食のときは、みんな笑っていて、 今日の観光を楽しみにしています。(A.U.)
8:10 S先生が撮影のために準備された朝食バイキングの全メニューです。その後、たぶん全部 食べられたようです。
9:55 Ann Hathawayの家にて。Shakespeareの奥様です。
12:18 Stratfordの街並みです。
15:11 Oxfordにて、文化交流。
オクスフォードでは39ある大学のうち、日本の皇太子殿下が通われたマートン校と雅子様が通われた バソオル大学の外を見学して、クライストチャーチ大学の中を見学しました。大学の校舎は映画の 「ハリー・ポッター」の中に迷い込んだような感じで、実際に撮影に使われた所もあるそうです。 古い町並が多く残っていて、歴史を肌で感じることができました。(C.K.)
18:30 これぞ、イギリス!Fish and Chips!
今日は修学旅行2日目、ロンドン市内観光でした。ガイドのM藤さんはとても話すのが上手く、 化学のT川先生と日本史のM輪田先生を融合したような人でした。 イギリスの食事は胃がもたれるカンジです。(T.F.)
第3日 6月18日 ロンドン市内観光(A,E組) オックスフォードとストラトフォードアポンエイボン観光(B,C,D組)
10:15 Westminster寺院前にて。
11:38 Buckingham宮殿前にて、騎兵隊、音楽隊の行進を見学。
12:32 ロンドン塔を望んで。
13:00 昼食をBeef Eaterにて、ローストチキンを頂きました。Henry8世がいらっしゃって、 一緒に写真をとらせていただきました。
13:10 そのBeef Eaterで偶然出会ったTexasの高校生と、しばし、文化交流。
14:47 自然史博物館に入場。1時間ではちょっと不足。
今日はロンドン市内を観光していました。イギリス人は皆笑顔がチャーミングでなげキスをしてくれて、 ウィンクがとても上手でした。ケースさん(♂)はハグもしてくれました。皆手をふると、 ふり返してくれます。自然史博物館は様々なゾーンがあり、ライオンがしかをたべている はくせいは生々しく、楽しかったです。お父さん、お母さん、私は元気です。皆も元気です。(N.K.)
16:15 三越でお土産のお買い物。
18:06 夕食はParkersレストランにて、ローストポークを頂きました。
今日は一日かけてロンドン市内を観光してきました。歴史的に有名な建物ばかりで、 月曜日でも観光客でいっぱいでした。美女美男たちと写真をとらせてもらいました。(Y.Y.)
第4日 6月19日 班別自由研修
12:00 CambridgeのGreat Mary教会の前。
13:00 Cambridgeを散策、お買い物。
17:00 全ての班が無事帰還した後、けだるい雰囲気の中で。
班別研修でケンブリッジへ行きました。露店がたくさんあってチャイナドレスを買えました。 店員さんとジェスチャーを交えた会話(?)(ex. うでが太いのでノースリーブは嫌です)を英語でしました。 笑顔(ジャパニーズアンニュイスマイル)と勇気と気合とジェスチャーで言葉の壁を乗り越えられるのです。 白陵の制服を素敵★とほめてくれる店員さんがいました。試験よりも実戦の方が楽しくてexcitingです。(S.K.)
10:00 Madame Tsuuaud's蝋人形の館にて。マドンナ(?)と怪しい仲間たち。
~N濱先生大はしゃぎの巻~ 本日のメイン蝋人形館「マダムタッソー」には数多くの偉人、 有名人が蝋人形とされ展示されており、その中には「The Beatles」もいるため、大ファンである N濱先生のテンションは朝から上昇中。それを尾行する私。もちろん、館内には他にもN濱先生の 好きな人はいるようで、嬉しそうに横に並ぶ先生。それを撮る私。最後には何故かお化け屋敷もあり、 保健のN口先生も加え、3名で入場。ビビる3名。総じて予想外の面白さでした。(Y.N.)
13:00 ロンドン塔の真下で説明を受けています。
10:00 Canterbury大聖堂の前にて。
今日は班別研修ということで、カンタベリーに行きました。カフェとかファッション関係の店が 密集している中に、カンタベリー大聖堂の入り口があってかなり意外でした。あと、初めて まとまった時間の自由行動ができて楽しかったです。(N.H.)
14:00 Canterburyの美女と文化交流。
第5日 6月20日 ウィンザー城と大英博物館見学
10:17 Windsor城、long walkにて。
ウィンザー城へ行った~!城の中は高価そうなものが多くあり、外では絶対動かない兵士が イケメンだった。観光客がたいへん多く、めちゃめちゃ美人の外人がたくさんいたので写真を とるには最高です。彼女と一緒に行くのもいいかもしれません!!でも暑い!ブレザーは絶対要らない。 朝は寒いが別にブレザーがいる程でもないから、別に要らない!!(M.S.)
でも、うちの学校はブレザーでイギリスを闊歩するのです!!
11:35 Windsor城前で、衛兵の交代の行進を待っています。
イギリス観光の最終日ですl。Windsor城と大英博物館の見学に行きました。ウィンザー城の衛兵は、 隣に並ばれて写真を撮られても、目の前で笑われても、ひたすら直立不動です。大変だなあ、 と思いつつ、私も一緒に写真を撮りました。大英博物館はとりあえず広すぎるので、 いつかまた訪れることがあったら一日がかりで見学したいです。(K.S.)
12:18 昼食。近くのレストランでポーチドサーモンをいただきました。
15:19 大英博物館でガイドさんの説明を聞いています。
今日は大英博物館に行ってきました。表はギリシャ彫刻のようでとてもそう大なつくりでした。 中もとても広くて、2時間半では見足りませんでした。日本の文化についてのコーナーもあり、 こちらの人は日本に興味を持っているようでした。しかし、中にあったものは私たち日本人でも 知らないようなものも多かったです。大英博物館が、この修学旅行で最後の見学場所で、 とても有意義なものでした。明日帰ると思うとさびしいです。(A.M.)
16:00 大英博物館で文化交流。
18:30 New Worldという中華料理のレストランで、中華の夕食です。
18:50 お世話になった現地ガイドの皆様です。本当にありがとうございました。
19:00 もう1人の現地ガイドの方です。本当にありがとうございました。
第6日 6月21日 ロンドン・Heathrow空港発
9:35 ホテルのbed makingの方々と部屋で。
今日、私たちはロンドンを出発します。とうとうこの日が来てしまったという感じです。 ロンドンでは、古い文化と新しい文化が混在し、その中には、右ハンドルといった日本と同じ文化や、 レディファーストといった日本とは異なる文化がありました。素敵なものが沢山ありすぎて、 修学旅行という短い期間では到底全てを見ることなどかないませんでしたが、少しでも、 その文化の違いや歴史を肌で感じることができてよかったと思います。個人的には、 日本男子はレディファーストを学ぶべきと思いました。私はこの修学旅行が初めての海外旅行で、 出発前は不安に思うことも沢山ありました。けれど、実際に来てみると本当に楽しく 過ごすことができました。土産を買うのに失敗してしまったなどの個人的な小さな トラブルはありましたが、特に大きなトラブルもなく楽しむことができたのは、 私達のために一生懸命になって下さった先生方、旅行会社の方、ガイドさん、 現地バスの運転手さん、ホテルの方々、両親、その他関わった全ての人々のおかげだと思います。 本当にありがとうございました。帰ったら、白いお米を食べたいなと思いつつ、 今から飛行機に乗りたいと思います。(C.N.)
11:45 CX252便にてHeathrow空港を出発しました。
15:13 機内にて。
第7日 6月22日 香港→関西空港着
8:10 香港Chek Lap Kok空港に到着。体温検査、荷物検査を経て、ゲートへ向かう自動通路。
楽しかったロンドン旅行も、もう終わりです。行きの飛行機と違って、みんなもうぐっすりお休みムード。 お疲れみたいです。あとは、頭に焼き付けた映像を自分の中でこっそり確かめながら、家路につくのみ。 おいしい日本食を期待しています。(Y.N.)
8:20 関西空港に向かう便を待って、30番ゲートにて。もう少しで全員元気で日本に帰ります。
長いフライトを終え、ぼくら44回生は無事香港へとたどりつきました。時差があるせいか、 飛行機に乗った時刻より早い時刻に到着するのは、なんだか不思議な感じがします。 周囲も大分アジアの雰囲気にかこまれてしまっていますが、ロンドンで学んだヨーロッパの雰囲気も 忘れず日本へ帰りたいと思います。(Y.Y.)
彼は時差のせいでぼけています。日が変わっただけです(笑)。
15:05 関空に無事到着しました。今、荷物待ちです。
毎日がとても楽しくて本当にあっという間でした。外国人と写真をとったり、 朝食のジャムをとりまくったりすごく楽しかったです。イギリスでいつもと違うことを感じて視野が 広がったように思います。そして何より友だちとより仲良くなれたのがうれしいです。 今、飛行機の中ではみんな疲れて寝ていて、これからいつもの生活に戻るけど、 この修学旅行で得たものを今後にも生かしていきたいです。修学旅行 最高!!(K.M.)
15:13
16:15

解団式も終了し、帰りのチャーターバスに乗り込みました。三宮着17時15分頃、 姫路着は18時~18時10分の予定です。車の混み具合により到着時間にズレが生じることがあります。

現在ぼくは香港から大阪へ向かう飛行機の中でこの文章を書いていますが、 皆一週間の疲れが出たのでしょうか、行きの便とは違ってずいぶんと静かなように感じられます。 思い返せば、この長いようで短かった一週間で、ぼくらは実にたくさんの経験ができました。 様々な経験の詳細は他の人が書いていると思うのでここでは多くを語りませんが、 その根底に流れるテーマは一貫していたように思われます。それは、「日本と全く異なった言語、 歴史、文化を持つイギリスという国をいかに感じるか」ということだと、ぼくは考えます。例えば、 当然の事ながらイギリスは英語の国家な訳で、一切日本語は使用されません。 朝食の際コーヒーか紅茶を入れるためにまわってくる人がいましたが、その時も「Coffee or tea?」 「あー・・・coffee please.」といった具合の会話がなされます。一見すると簡単な会話のように 思われるかも知れませんが、最初は何が起こったのかもわからず、「え?テーブル?」などという トンチンカンな答えを返し、そのまわってきた人はニッコリ笑ってくれてteaをコップに 注ぎ始めた次第です。しかし、そうして会話している間に(8割方ボディランゲージに頼りながら) 気付いたことには、実は日本語に比べて英語の方が顔の表情が出やすくなるということです。 これは恐らく英語は日本語と違って相手によって言葉遣いを変えることがないから、 表情によって相手への気持ちを表示しようという無意識の行動なのだと思います。 こういうことに気付いて初めて、やっぱり言語って奥が深いなと痛感しました。また、 イギリス人は文化(伝統ある歴史にうらづけられたもの、として)をすごく重んじている ということを学びました。日本では今時、古風な感じのいかにも日本家屋だという家に 住んでいる人は少ないのですが、イギリス、少なくともロンドンでは昔ながらの 「シルバニアファミリー」的なメルヘンチックなお家で大部分の人が生活しているようです。 歴史的な背景もさることながら、これはイギリス人の愛国心(=国を誇りに思う気持ち。 愛するとは少しニュアンスが違う)が見てとれます。その顕著な例として、「アイ・ソウ」 という言葉があります。意味は「目が痛い」「目の痛み」で、ロンドン市内に高層ビルを 建てるときのロンドンの景観が崩れるそんなビルを建てないでくれよ、というニュアンスだそうです。 一方日本ではどうでしょう。ホイホイ旧家屋はつぶして新家を建てたり、電線をはりめぐらせたり (イギリスには電線がない)、バンバン高層ビルを建てたり・・・。ところでお気付きになった方も いらっしゃるかも知れませんが、ぼくはこれまで日本とイギリスを対比する形で話をしてきました。 そう、海外に行くことによってその土地の文化を知るだけでなく自分の国の文化をも 見直すことができるのです。これは非常に大事なことだと思います。高度情報化した 現代社会において海外の情報はもはや珍しくも何ともありません。そこで、情報だけを得て その土地のことを理解しきったと思い込んでしまう人は少なくないでしょう。しかし、 ぼくはそこでその人々にこう問いかけたいのです。「あらすじを知っているからといって、 その本を読んだことになるのか。」と。そうです、土地の言語や文化、歴史等を知るには、 机の上の書物やテレビからの映像や、ネットからの何バイトかの情報では絶対に不可能なことなのです。 実際にその空気(=atmosphere)を体で感じ、自らのものにしてこそ、なのだと思います。 今回ぼくが白陵のこの修学旅行に参加できたのは非常に幸運でした。日本人には、 まだ多く「高い」とか「当地の言語がわからない」などの理由で海外進出をフイにして しまっている人がいると思うからです。ぼくもこの旅行がなければ、海外へ行くことなど なかったかも知れません。しかし、今回の経験を得て海外へ目を向けるきっかけが大いに つかめたと感じています。(近畿ツーリストの方々、先生方、ジョニーとクリス、 その他関係者の方々、ありがとうございます!!)さて、もうすぐ関西なので、 このあたりでペンをおきたいと思います。ぼくが書いたことはこの旅行でまなびとったことの ほんの一部にすぎません。この駄文を読んだ中で、少しでも海外に興味を持った方が、 実際に異国を訪れ、全てを感じとることを祈りつつ・・・。(Y.Y.)

少々長いですし、若さゆえの思い込み、生意気な部分も多いですが、自分の気持ちを 熱いうちに語った貴重な文ですので、紹介いたしました。関係者の皆様、本当にご苦労様でした。 そして、ありがとうございました。