中学入学式
入学式全景
2022.04.09
学校長式辞
入学式式辞
各所で桜が咲き誇り、徐々に緑の色合いも深まる今日この頃です。
この良き日に、白陵中学校に入学された199名の皆さん、ご入学誠におめでとうございます。
ご列席の田中育友会長様、および教職員とともに、皆さんの入学を心よりお祝い申し上げます。
また、保護者の皆さまには、本日を迎えるまでのご苦労に対して、敬意を表するとともに、お子様のご入学を心よりお慶び申し上げます。
ここで、学園を代表して、お祝いと激励の言葉を贈りたいと思います。
皆さんは白陵中学校の第60期生となります。これは学校が創立して60年目になるということでもあります。
日本はこのところ30年ほどで大きく時代が変わってきています。
1960年からの30年は「発展の時代」、1990年からの30年は「迷いの時代」といったところでしょうか。
白陵も凡そ、その同時代の60年を歩んできました。白陵では前半が「暗中模索の時代」、後半は「成熟の時代」と言ってもいいかと思います。
この白陵の変遷を見たとき、世の中のそれとはむしろ逆の様相を呈しているのは、白陵が常により良い学びを追求してきたからだと考えています。
さて、「あなたは地球が球であることを知っていますか」と聞かれたら「はい知っています」と答えるでしょう。
ではなぜ知っているのですかと聞かれると、「学校で習った」、「多くの人がそう言っている」、
「そもそも、地の球と書いてある」などと答えるかもしれません。しかしそれは本当のことでしょうか、真実でしょうか。
3月の登校日で、科学はそもそも間違えるものであり、だからこそ価値があるという話をしました。
どうやら話がややこしくなってきましたね。
皆さんは難しい入学試験に合格して白陵中学に入ってきました。
そのためにはたくさんの知識を頭の中に入れて、手際よく問題を解かなければなりませんでした。
それらの知識は、さしあたっては正しいことだとはしても、いちいちそれらが本当だろうかと議論していては間に合いません。
今私は「議論」といいました。その前に白陵は「より良い学び」を追求してきたといいました。
どうやらこの2つには深い関係がありそうですね。
いったい知るということはどういうことなのかを知ることが必要になってきたようです。
これが白陵への入り口です。未知の世界を知るための入り口となります。
白陵では皆さんに、未来を新たに創り出していく人間になってほしいと願っています。
そして、皆さんもそのような想いを抱いて白陵の門をたたいたのではないでしょうか。
志を同じくする仲間とともに大きなやりがいを感じて白陵に飛び込んでほしいと思います。
白陵中学第60期生になる皆さんが大きくたくましく成長していくことを祈念し、式辞とします。
令和4年4月9日
学校法人三木学園白陵中学校 校長 宮﨑 陽太郎
入学式の一日
第60回中学入学式の日です。
2022.04.09
中1を担当する教員。
記念撮影。
最初のホームルーム(HR)
入寮式
寮の食堂で入寮式が行われました。
2022.04.06